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天然イカファイア@台北 2008

台北のおもひで

…っと失礼。これはイメージ画像。実際問題、決して安くないホテルの窓からの風景はこちら。

シュールな旅の予感

シュールな旅の予感。

こんばんは。帰ってきました。とりあえず、わりと元気に生きてます。

おりしも尖閣諸島あたりのゴタゴタで盛り上がっているさなか、会社の都合で台北に行って参りました。途中、ほんの数時間でしたが、単独行動できるチャンスを利用して台北市内の模型店を偵察してまいりましたので、その様子を簡単に報告させていただきます。

んべえ。

んべえ。通りかかった迪化街にて。

まずは午前11時すぎ、MRT(Mass Rapid Transit:地下鉄のようなもの)を乗り継いで西門町へ。

■1件目 萬年商業大樓

台北の渋谷と呼ばれるとかなんとか、乱暴に言えば、日本のナウでヤングな流行文化をビジネスにしている街、西門町。そのど真ん中に構える萬年商業大樓、別名オタクビル。特に3,4階は日本のテレビゲームやアニメグッズを扱う店が多数集まっており、同類として模型店もいくつか入っているというわけです。

萬年商業大樓

ぼくがみた限りでは、台北では模型というと日本と同様、ガンプラなどのキャラクタものもその範疇に入る様子で、このビルに限って言えば、むしろ街の特性から、スケールものを扱う店は少数派な感じでした。限られたスケールモデルのコーナーにたむろしているのは、みなオッサンという。

模型を扱っている店を一通り見て回ったあと、テナントの思いっきり奥にスケールものを押し込めている店から、このお方々をげと。

ドニエルさん

アポロさん

飛竜さん

モノグラムの1/48アポロ着陸船セットは780元(日本円に換算するには3.7倍してください。以下略)。1/144 Do-xは香港マッチ。490元でした。もともとオオタキなんでしたっけ。これって。あと、トランペッターの1/48初期型ワイバーンは1110元。これについてはさほどお買い得じゃなかったかもしれません。なんでだろう。まあいいや。素直に欲しかったしね。初期型。後でわかったことなのですが、ここは若干強気な値段設定のお店でした。まあ立地条件からして仕方のないことなのでしょう。

■昼食その1

ここらで少しおなかが空いてきたので、昼食をとることに。せっかくなので地元の人にまみれて、その辺の適当な食堂でエビ入りラーメンらしきものを注文してみました。

エビ入りラーメンらしきもの

が、まったくダメでした。残念ながら。基本的に台北の料理は甘口でハーブの香りが強く、これこそその極致。元来から恋も模型も辛口好みであるところのぼくはどうも受け付けられませんでした。一緒に注文した揚げ出し豆腐らしきものも然り。豆腐そのものは基本的に日本のものと同じはずなのに、どうして甘いエキスをかけるんだよ、という。なので食べられるだけ食べてさっさと次へ。

2件目 吉欣模型玩具

万年商業大楼から歩くこと15分。龍山国中学校の通り沿いにある模型店。

吉欣模型玩具さん

お店の前にはショーケース(ショーウィンドウではなく)の中にハンドピースやアイリスのディテールアップパーツが展示されており、期待がもてる感じ。

店内にはいると、店番をしていたのは上品なおばさま。品ぞろえはというと、やはり比率として中国系のメーカーが多いものの、日本製や東欧系、ドイツレベルやイタレリのキットもまんべんなくラインアップされており、万が一、台北に住むことになったら、ここを行きつけにしますかね、とすら思えるところでした。新しいものが多く、今回の目的である掘り出し物はなさそうでしたが。

おばさまの上品な雰囲気に乗せられて、こちらでもトランペッターをお買い上げ。もうね。いいの。旅の恥はかき捨て(謎)。ギャネットは450元、F-107Aは280元。

ギャネットさん

F-105A

おばさま、日本語はぜんぜんダメでしたが、ぼくが日本から来たことを伝えると、親指をギュッと出して「イチバン!」。よくわかりませんが、とてもチャーミングでした。

そろそろ荷物が多くなってきたので、ここでタクシーを捕まえて荷物を置きにホテルへ。捕まえたタクシーがまた初老のドライバー。たいてい、年輩の方は日本語が分かる場合が多いのですが、このドライバーはぜんぜんダメ。地図を指さしてみるものの、老眼で地図が読めないという。
なんとかホテルの最寄りの地下鉄の駅をわかってもらい、わーわーやりながらホテルに帰着。ドライバーのおじさん、老眼鏡くらいは常備でおねがいしておきますよ。でも、いろいろ丁寧で、悪い印象は受けませんでした。

■昼食その2

そしてここで2度目の昼食。さっきのエビ入りラーメンがあまりに口に合いませんでしたから。ぼくは原則として、海外ではいわゆる「日本人向け」のものをあえて選んで食べないのがローカルルールだったのですが、ここではさすがに断念。ホテル近くの吉野家にて牛丼(枝豆と甘い紅茶付き)を注文。つゆは少な目でしたが、味は日本のものに近く、台北に来て始めて一人前の食事を完食できました。人間、極限まで追い詰められるとアメリカ牛がどうとか言ってる場合じゃなくなることを実感。

■3件目 東方模型專賣店

ホテルの部屋に荷物を放り込んだら第2ラウンド。いざ参らん。タクシーに乗り込み、観光ガイドの拡大地図には載っていない、台北市の東のはずれ、民生東路五段を目指します。タクシーを降りたら、あとは路地の標識を頼りに200號を探す探す。基本的に道沿いに1號から順に並んでいて、わりとシステマチックに作られた街っぽいのですが、たまにへっちゃら平気で番号が飛んでいたりして、何度もあきらめそうになりました。最後の最後、もしかして、と、とてもじゃないけど地元の人じゃなきゃ怖くて入れないような湿ったビルに意を決してチョロりと入ってみると、唯一明るい光をともしていたのがこのお店。

東方模型專賣店1

東方模型專賣店2

しかしこの店、鉄道模型が店の1/3を占めており、残りの2/3はキャラものおよびクルマ、その残りのスペースにAFVと飛行機が押し込められているという。せっかく探し当てたお店なのに、ちょっと期待はずれでした。でも、もしかするとこれがリアルな台北の模型事情かもしれません。だって、6月中旬だというのに、ナゴヤの真夏より蒸し暑く、とてもじゃないけど塗装なんてする気も起こらないほどの気候でしたから。

で、こちらではエレールの48エタンダールをお買い上げ。消えかかっていた値札にうっすら「750」と書かれていたのですが、白々しく「コレイクラデスカ?」(もちろん英語)と聞いたところ、650元にしてくれました。

エタンダール

店主の方は小柄な男性で、「ニホンカラキタノデスカ?」(もちろん中国語)なんて会話になったのですが、タイミング良く常連の方がカウンターで見ていたのが、なんと名古屋鉄道の鉄道模型のカタログ。「そうそう、ここ、ナゴヤね。」(もちろん日本語)といったやりとりを楽しんだり。

その後、またタクシーに乗り込んでホテルへの帰路に就くと、とたんにスコールが降ってきました。全くの土砂降りで、ここが沖縄より南の島であることを思い出させてくれます。

ホテルに戻るころ、ちょうど単独行動が許される時間もタイムアウト。実はあと2店ほどリストアップしていたのですが、同時に体力的にも荷物量的にも予算的にも限界なので、ここで潔く台北市内の模型店めぐりはおしまいなのでした。

■Tips

台北市で模型店めぐりしていて気づいたことです。

まず、移動はMRTとタクシーで全然問題ありません。MRTは20元から30元。西門町など、MRTの駅があるところはこれで簡単に移動できます。MRTそのものが比較的新しい施設なので、トイレもMRTの駅だと安心して利用でいます。また、タクシーは初乗り70元。以後5元単位で加算。実際のところ台北市内であれば、200元前後で移動できますので、荷物が多い場合やMRTの駅が遠い場合など、思わず気楽に利用しちゃうわけですが、ただ、ホテルでもらうようなネームカードを見せて「ここネ!」とかやると、ドライバーによっては遠回りされちゃうようです。土地勘がないこと、無防備であることを自分から示しているようなものですからね。ぜひ地図を携帯しておき、それで目的地を伝えたり、通っている道をチェックしましょう。

また、台北市の個人商店は日曜定休が多いので、事前にチェックしておいたほうが良いです。

模型の値段については、日本製のものは日本と同じか、少し高いくらい。東欧系を含む欧州のものも、新しいものは日本と大して変わりません。しかし、古いものは値下げする傾向にあるようなので、このあたりが狙い目かも。あと、中国系はやんなっちゃうくらい安い場合が多いです。今回は取り上げませんでしたが、実は日本製キットのレアものや、それのコピー品(★☆ 1/12 F-1など)もかなーりあったような気がします。

言葉について、模型店では日本語はほとんど通じません。いやマッタクかも。日本人向けのお土産やさんでは館内放送まで日本語なのに(笑)。しかし、模型という共通のテーマがあるわけですから、簡単な英語でなんとかコミュニケーションを取れば、さほど不自由なくショッピングできます。というか、わりと来るみたいです。日本人。

■ 最後に

わざわざ海外に行ってまで単独行動そして模型店のハシゴという、ダメ人間コンテスト準優勝みたいなことをしてみたのですが、かえってリアル台北が体感できたような気がします。横断歩道を渡るときは、たとえ青信号であってもボーッとしてるとマジ轢かれそうとか、住所で「○○路×段」というのは大通りを指しているのでわりと安心して歩けるけれど、その後ろに「△巷」とかついているとそれは路地なので、気をつけないと真剣にヤバい雰囲気だったりとか。

まあ、台北市内に限って言えばよほど迂闊なことをしない限り安心して模型店めぐりできます。情報化と物流網が発達した現代社会ですから、台北ともなれば、品揃えは日本とそんなにかわりません。しかし、店の在庫状況から現地モデラーの趣味がうかがえたりして、それだけでも楽しめます。今後、台北市を訪れる方はお時間の余裕を作ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

なんて無責任な言い方で締めくくるのもナンですので。

夜市

ボディガードがわりに連行された士林夜市。これ、普通の週末の様子です。とある屋台で任天堂Wiiのカタチをした縦置き型の初代ファミコンが売られていたので、「なんだコレ!わはは!」とか指差してゲラゲラ笑ってたら、思いっきり店のおばさんに眼光鋭く「シッ!シッ!」ってやられちゃいました。「アんだよ!んじゃあそんな後ろめたいこと、最初ッからすんなよ!」なんて言えるわけもなく。

Comments:5

躍人 08-06-18 (水) 0:00

お疲れ様でございました。
よく考えたら、ちょうど1年前に台湾に出張に行きましたなぁ…
殆ど台中で、殆ど仕事で、自由時間は限りなくゼロでしたが。
食事に入った台中そごうで模型売り場を見ましたが、殆どタミヤでした。やっぱ日本資本のデパートだからでしょう。

アルファ 08-06-18 (水) 8:01

無事ご帰還お疲れ様でした。

海外、特に台湾では値引き交渉が当たり前のようですが、値切ってきました? 私はいつもこの交渉に命かけてます! (ウソ)

でも、あれだけの模型を持って帰ってくるのは、大変だったんじゃないですか。さすがですね。

rocketeer 08-06-18 (水) 13:51

お疲れ様でしたー
あれ?香港(上海?)マッチは買っちゃダメ!っていってたのは
誰だっけなあぁん
なーんて ヤボなこといいっこなしですね
オータキで間違ってたデカールの色がちゃんと直ってるのでいいですよ。
アポロ・イーグルとはまたなんというチョイス。国内より全然安いですね。
近々宇宙祭りでせうか?

ドカ山 08-06-19 (木) 0:35

無事のご帰還、何よりです
それにしてもずいぶん買いましたねw
中華マッチが普通に流通しているのがうらやましい

かと 08-06-19 (木) 19:10

躍人さん:
街の模型店は、ほぼ日本と構成が似ていますが、やはり中国系メーカーの製品が多かったです。
なかにはコピーしまくりの暗黒時代の製品もちらほら。
次回、台湾に行かれることがあれば、一度探検してみてくださいませ。

アルファさん:
あー。模型に命がけだなんてすごいなあ(笑)。
値引き交渉、模型に限らず、どちらかというと値段を引くより、これも買ってくれたらオマケにこれも、みたいなノリでしたよ。言葉がわからないので勘違いしていたかもしれませんけど(苦笑)。
大き目のスーツケースを持っていって、そのケースに入る量でお買い物してます。衣類は圧縮袋でかさばらないようにして、模型のクッション材にしたり、といった感じです。

rocketeerさん:
ああ、そうですね。香港じゃないや。上海だ。
あっちでピーコ品の下敷きになっている上海マッチを目の当たりにすると、金型コピってるわけじゃないし、まだマシな方じゃないかとか、どんどん勘違いしちゃいますね。
とりあえず、宇宙祭り、いいですね。やる気マソマソで待ってまーす。

ドカ山師匠:
そりゃあーた、買うでしょう。買いに行ったんだし(笑)。
模型キットは1,000円以内のドカ山師匠なら、もっともっと楽しめると思いますよ。
特にマッチとエレールがざっくざく出てきます。
まあ、それだけのために行くほどの価値はありませんけどねー。

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